おきらくまたーり島。

おとつい　明け方４時くらい
多分、５月３日　だと、思う。

トイレに行って、入ろうとしたとき、
廊下に立っている　白い人影が
視界の端に入った。
しっかり見ていないのに、目があって

あとで、考えるとっていう　あとづけかも
しれないけど
白い　着物を　だらしなく着ていた
ように、見えた。

そういうのが、家にいたり、来たりしているのは、
随分と前から　知っていたけど
視覚的に　うったえてくるのは
はじめてのことだったので、
きもちわるくて、無視をきめこんで
オシリにトリハダをたてながら
用をたして、そうそうに、部屋にかえって
やだなぁって、おもいながら　やすんだ
隣の部屋で、いつもの、ラップ音がしていた
カタンとか、コトンとか、
音がしていた

あれは、祖母の生霊であると、思った
以前から、よくあったから
そうだろうと、思っていた
多分、今頃、また、帰りたいと言い出しているのだと

廊下の、祖母であろう人影が立っていたのは
父の寝室のそばで、
おそらく、父を覗き込んでいたのだと
思われた。


それで、今日の朝、訃報が入ったから
あれは、まちがいなく、そうだったんだろうと
おもった。


実感は　何も無い。

これから、忙しく　させられる。

祖母の　葬式は、出ずにいようと、そう思っていたし
いまでも、出たくないと　思っている
だけど

そんなふうにして、
逆らい、どこかに　逃げる気力が
わいてこない


これも、時節とか、タイミングとか
いろんな　因果なのか・・・

胸中は　予想していたとおりに　複雑だ
でも、予想していたことだ

昨日、なぜか、かなりの時間、
とくに、お風呂に入っているとき、
祖母のことを　考えてた
整理をしてたと、思う。


不思議を　みるんだろう、これからも、多分。


つづく